Login












37018

正答率:0

脂肪酸に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

正解:(1)脂肪酸は、カルボキシ基を持つ。

正解:(2)脂肪酸は、二重結合が多くなるほど酸化を受けにくい。

正解:(3)カプリル酸は、長鎖脂肪酸である。

正解:(4)リノール酸は、体内で合成される。

正解:(5)オレイン酸は、飽和脂肪酸である。

参考書   使用中の参考書のページを記載してね



解説

(1) 脂肪酸はカルボキシ基(-COOH)を持つ有機化合物である。一般的に、脂肪酸は長い炭化水素鎖(通常は偶数個の炭素原子)を持ち、その終端にカルボキシ基が付いている。このカルボキシ基は、脂肪酸が水と反応することができるため、親水性を持つと考えられている。
(2) 一般に、脂肪酸に二重結合が多くなると、酸化されやすくなる。これは、二重結合が不飽和結合であるため、酸素が攻撃しやすく、自由基反応を起こしやすいためである。二重結合の数が多い脂肪酸は、酸化されると不飽和脂肪酸過酸化物という有害な化合物を生成することが知られている。これに対して、飽和脂肪酸は二重結合を持たないため、酸化されにくいと考えられている。
(3) カプリル酸は、長鎖脂肪酸ではなく、中鎖脂肪酸に分類される。中鎖脂肪酸は、一般的に炭素数が6-12の間にある脂肪酸を指し、カプリル酸はその中でも炭素数が8の脂肪酸である。一方、長鎖脂肪酸は、通常は炭素数が13以上の脂肪酸を指す。中鎖脂肪酸は、吸収や代謝が比較的容易であり、エネルギー源として利用されることが知られている。また、中鎖脂肪酸は、脳の健康や免疫機能にも関与するとされている。
(4) リノール酸は、体内で合成されない必須脂肪酸の一つである。必須脂肪酸とは、人間の体内で合成できないため、食事から摂取する必要がある脂肪酸のことを指す。リノール酸は、オメガ-6脂肪酸の一種であり、植物油、ナッツ、種子などの食品に多く含まれている。リノール酸は、体内でアラキドン酸やDHA(ドコサヘキサエン酸)など、重要な脂肪酸を合成するために必要な前駆体として機能している。
(5) オレイン酸は、不飽和脂肪酸であり、飽和脂肪酸ではありません。オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸の一種であり、一重結合を持つ炭化水素鎖の中で、炭素-炭素の結合が1つだけ二重結合になっている。オレイン酸は、オリーブオイルやアボカド、マカデミアナッツなどの食品に多く含まれている。

    掲示板を確認する

    ログインすると閲覧できます。