36020
正答率:55%
正解:(1)電子伝達系は、コエンザイムA(CoA)を含む。
正解:(2)電子伝達系では、二酸化炭素が産生される。
正解:(3)脱共役たんぱく質(UCP)は、熱産生を抑制する。
正解:(4)ATP合成酵素は、基質レベルのリン酸化を触媒する。
正解:(5)クレアチンリン酸は、高エネルギーリン酸化合物である。
OK
解説
電子伝達系は、細胞内のミトコンドリア内膜に存在する酵素複合体が、NADHやFADH2などの還元型補酵素からの電子を受け取り、その電子を酸素と結合させて水を生成する反応を行うことで、ATPを産生する過程である。この反応によって発生したプロトン(水素イオン)の濃度勾配を利用してATPが産生される。 脱共役たんぱく質(Uncoupling Protein, UCP)は、ミトコンドリア内膜に存在するたんぱく質で、ミトコンドリアの呼吸鎖でのATP産生と脱共役したプロトンの再取り込みを阻害することで、 代わりに熱を生み出す作用を持つ。