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37006

正答率:50

対象集団の有病率とスクリーニングの精度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

正解:(1)有病率が高くなると、敏感度は低くなる。

正解:(2)有病率が高くなると、特異度は高くなる。

正解:(3)有病率が高くなると、偽陽性率は高くなる。

正解:(4)有病率が低くなると、陽性反応的中度は低くなる。

正解:(5)有病率が低くなると、陰性反応的中度は低くなる。

参考書   使用中の参考書のページを記載してね



解説

敏感度:病気を持つ人を正しく陽性と判定する割合を表す指標
特異度:健康な人を健康と診断する割合
偽陽性率:健康な人を病気と間違って診断する割合
陽性反応的中度:スクリーニング検査で陽性と判定された人が実際に疾患を持っている割合

(1) 有病率が高くなると、病気の人が多くなるため、スクリーニング検査で陽性反応が出る人も増え、偽陽性率が高くなる傾向がありますが、敏感度は低くなるわけではありません。
敏感度は病気を持つ人を正しく陽性と判定する割合を表す指標であり、有病率が高くなっても、正しく病気を検出できる能力は変わらないからです。
(2) 有病率が高くなると、偽陽性率が高くなり、特異度が低下する。
(3) 有病率が高くなると、偽陽性率は低くなる。
(4) 有病率が低い場合、スクリーニング検査で陽性と判定された人が実際に疾患を持っている可能性が低くなるため、陽性反応的中度は低くなる。
(5) 有病率が低くなると、陰性反応的中度は高くなる。

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